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第16回見た目のアンチエイジング研究会

開催日時:2022年10月2日(日)
会場: 浅草橋ヒューリックホール&カンファレンス
   〒111-0053 東京都台東区浅草橋1-22-16 ヒューリック浅草橋ビル
定員:220名
会長:市橋 正光(アーツ銀座クリニック 院長)

参加費:見た目のアンチエイジング研究会会員 10,000円(9/23(金)23:59まで)
    非会員               15,000円

    ※9/24(土)0:00以降の会員参加費は15,000円です。
     現地にて現金でのお支払いをお願いいたします。

    ※現在「非会員」の方も、入会手続きをしていただいた後(年会費2,000円)、
     会員価格にてお申込みいただけます。

オプション:「プログラムスライド集」購入 3,000円
      ※開催前に参加者全員へデータで配布いたしますが、「印刷したもの」をご希望の方はご購入ください。
       当日のご購入も可能ですが、数に限りがありますので事前のご購入をお願いいたします。

お支払い方法:クレジット(VISA・Mastercard・American Express)、Apple pay、Google pay

認定単位:日本抗加齢医学会 専門医/指導士 認定単位 5単位

プログラム

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会長挨拶:

第16回大会長市橋正光先生写真

第16回見た目のアンチエイジング研究会
会長 市橋正光
(アーツ銀座クリニック 院長)

21世紀初めに産声を上げた日本抗加齢医学会の今年の学術集会が2022年6月に大阪で開催される。一方、私が今回お世話させていただく見た目のアンチエイジング研究会は2007年に発足し、翌年には日本抗加齢医学会の分科会として活動を開始し、今年は第16回を迎える。これまでに研究会は皮膚のエイジングとアンチエイジングのメカニズムに関する最新の情報を提供する一方、皮膚のアンチエイジングの具体的治療法を物理的手法や生物学的手法で紹介してきた。また、此れまでの研究会では、美容外科の専門家による外科的侵襲を加えた美容法の変遷に関する講演に加え、食によるアンチエイジングや履物によるアンチエイジングなど日常生活における多様な側面が見た目のアンチエイジングに与える影響などを取り上げ、本研究会に参加されるみなさんのお役に立てる情報を提供できるよう努力を重ねてきている。

 過去15年間の研究会で講演された見た目のアンチエイジング理論と実際の治療法を振り返ってみると、大きな流れは非侵襲的な若返り法の進歩でもあると考えられる。また、これまでの本研究会の発展は、山下理絵先生、山田秀和先生、白壁征夫先生をはじめとした多くの方々の新鮮で貴重な情報提供のお陰と考えられる。本研究会は1日、1会場ですべての講演発表を聞くことができる点は大きな特色です。

 今回、第16回見た目のアンチエイジング研究会のお世話をさせていただくに当たり、今後大きな発展が期待される再生医療の皮膚・顔貌の若返り効果に焦点を当ててみた。 再生医療とは成体の組織が持つ再生能力を引き出し、損傷・老化し、機能低下した組織を修復・回復させる医療である。其の誘導法として組織に軽微な損傷を与え組織在住の幹細胞を活性化するか、組織損傷を与えることなく、栄養因子、成長因子などの投与で既存の幹細胞を活性化するか、または、新たに幹細胞を組織に注入する方法である。
 私が再生医療に興味を持ったのは、神戸の”再生未来クリニック“に勤務していた頃である。 当時肌細胞療法とも呼ばれ、培養自家線維芽細胞をしわやたるみの改善目的で老化皮膚に注入する若返り治療法があることを学び実践した。確かに素晴らしい見た目の若返り効果のある症例を経験した。しかし、効果が軽微な症例も多々あり、多くの患者ではレーザー治療など一般的な美容療法を併用していた。
 その後東京に移り成体幹細胞、特に自家脂肪幹細胞を脳血管障害治療に応用する機会を得、その驚きの治療効果を知った。45歳の脳梗塞発症4カ月後の患者さんを自家脂肪幹細胞で静脈点滴治療した時であった。約90分の点滴中に患者さんはそれまで全く動かせなかった麻痺側の上下肢をわずかながら動かすことができた。私だけでなく患者さんにとっても大変な驚きであった。この症例に出会わなければ、私のその後の幹細胞治療への取り組み方は違っていたかもしれない。
 その頃すでに、細胞が細胞外に放出する細胞外小胞(EV)が既存の細胞に働きかけ、機能を高めることが報告されていた。現在広く注目されているエクソソームを含む細胞外小胞(extracellular vesicles: EV)の臨床効果を実感した。
 本研究会の世話人である吉村浩太郎先生は皮下脂肪組織のSVF(stromal vascular fraction:間質血管細胞群)を用いた脂肪幹細胞の美容効果を国際誌に報告されていた。私は彼から脂肪組織の持つ高い創傷治癒効果についての知識を得る一方、自家脂肪幹細胞の皮膚注入が線維芽細胞同様またはそれ以上に若返り効果があると考え、約2年前に美容治療に応用した。これまでに治療したのは数例ではあるが驚くべき若返り効果を実感している。
 また、現在多くのクリニックでは組織損傷を与えない間葉系幹細胞の上清液を用いた美容治療が盛んである。しかし、間葉系幹細胞の由来組織、上清液の採取法、投与量、投与間隔と頻度など多くの要因に関する美容効果最適条件の検討が必要である。今後は、間葉系幹細胞とその培養上清液の美容、若返り効果に関連した作用機序の解明が待たれる。間葉系幹細胞は、皮膚に存在する前駆幹細胞あるいは線維芽細胞を活性化するだけでなく、表皮、さらには真皮、皮下脂肪組織、筋組織の活性化といかに関わっているか、また、組織の周りの細胞の老化を誘導するセネセンス線維芽細胞やセネセンス幹細胞を排除する効果を持っているのかなどの解明が待たれる。

 私は、自家脂肪幹細胞治療費が安くなり、多くの臨床家が見た目のアンチエイジングの基本治療に自家脂肪肝細胞を用いる時が来ると信じている。
 第16回見た目のアンチエイジング研究会に一人でも多くの方に参加いただき、見た目のアンチエイジング治療の理解を深めていただくと同時に参加者の皆さんの活発な議論が美容医療の一層の発展につながると期待されます。事務局の協力をいただきながら、会員の皆さんに満足いただけるプログラムの準備を進めております。10月2日(日)には皆さんと久し振りに会場でお会いできることを楽しみにいたしております。

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プログラム

時間 講演タイトル 座長・演者
10:30
 –
10:35
開会の言葉 市橋 正光
(アーツ銀座クリニック院長)
10:35

11:55
【セッション1】
 座長:塩谷 信幸
(特定非営利活動法人アンチエイジングネットワーク)
10:35 – 11:20
「見た目のアンチエジング Update 2021-2022」
講師:山田 秀和
(近畿大学医学部皮膚科 客員教授
 近畿大学アンチエイジングセンター ファウンダー)
11:20 – 11:55
「海外美容外科の3大機関紙PRS, ASJ ,APSの文献をもとにした40年間の海外美容外科医の美容医療に対する話題の変遷(仮)」
講師:白壁 征夫
(医療法人 白壁会 サフォクリニック 院長)
11:55

12:05
休憩
12:05

12:50
【ランチョンセミナー】
(講演タイトル未定)
共催:株式会社セレーネメディカル
演者:未定 
(未定)
12:50
 –
13:10
休憩
13:10
 –
14:35
【セッション2】
 座長:森田 明理
(名古屋市立大学大学院 医学研究科加齢環境皮膚科学 教授)
13:10 – 13:45
「歯と毛髪の器官再生の基礎と臨床応用化」
講師:辻 孝
(国立研究開発法人理化学研究所 生命機能科学研究センター 器官誘導研究チーム チームリーダー)
13:45 – 14:10
「男性型脱毛症における頭皮環境研究 ~頭皮マイクロバイオームと皮脂組成について~」
講師:鈴木 一裕
(大正製薬 セルフメディケーション開発研究所
製剤第3研究室)
14:10 – 14:35
「自家真皮移植による育毛治療法」
講師:白壁 聖亜
(医療法人 白壁会 サフォクリニック 副院長)
14:35

14:50
休憩
14:50

15:40
【セッション3】
 座長:大慈弥 裕之
(北里大学 形成外科・美容外科 客員教授、NPO法人自由が丘アカデミー 代表理事)
14:50 – 15:15
「加齢による皮膚再生能力低下の仕組み」

講師:難波 大輔
(東京大学 医科学研究所 老化再生生物学分野 准教授)

15:15 – 15:40
「真皮幹細胞由来エクソソームによるコラーゲン産生促進作用」
講師:眞田 歩美
(日本メナード化粧品株式会社 総合研究所)
15:40

15:55
休憩
15:55
 –
17:10
【セッション4】
 座長:船坂 陽子
(日本医科大学医学部皮膚科学 教授)
15:55 – 16:20
「脂肪幹細胞を用いた再生医療」
講師:吉村 浩太郎
(自治医科大学 外科学講座(形成外科学部門) 教授)
16:20 – 16:45
「培養自家脂肪幹細胞の皮膚若返り効果」
講師:市橋 正光
(アーツ銀座クリニック 院長)
16:45 – 17:10
「脂肪幹細胞注射による顔のアンチエイジング」
講師:井上 啓太
(アヴェニューセルクリニック 院長)
17:10

17:15
閉会の言葉 市橋 正光
(アーツ銀座クリニック 院長)

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